参加者の声

Global Enterprise Challenge (GEC)は、参加者から高い評価を得ている競技で、特に、「チームで短時間に課題解決のための事業アイデアを考え、計画書としてまとめる活動は、普段学校で経験することができない体験だった」という意見が多く、大変ながらもワクワクしながら友人達とチャレンジを楽しんでくれている様子が伺えます。

-------------------------------------------------------------------------------
  • ■2023年世界大会 準優勝
  • ■EBITEN SAMURAIチーム (広尾学園高等学校)
  • ■代表 東江いずみ(写真1列目左から2人目)

GECへの参加はビジネスだけでなく、チームワークとリーダーシップを養える素晴らしい経験でした。仲間とともに十二時間という限られた時間で、質の高いアイデアと、それに基づいた質の高いビジネスプランとプレゼンテーションの動画を作るのは過酷な課題でした。しかし、それを国内大会で達成したことでチームの絆がより一層深まり、世界大会に挑む際には各個人が自分の与えられた役目をこなしながら、互いにコミュニケーションすることを最大限に活かし、努力の結晶ともいえるビジネスを完成させることができました。 この大会は、メンバー全員のビジネスに対しての意識に変化をもたらし、私たちが将来進む道の選択肢を広げ、大きな影響を与えてくれたと思います。多くの高校生にとっても、ビジネスを始める良いきっかけや人生の大切な経験となると思うので、是非参加してみてください!

  • ■2022年世界大会出場
  • ■Sific チーム(慶應義塾湘南藤沢高等部)
  • ■代表 石川明來(写真一番左)

私はメンバーに誘われて参加を決めました。事前学習会までどんな大会かよく分からないままでしたが、事前学習会の時に感じた焦りは今でもありありと思い出すことができます。 焦りを感じた理由は主に3つあり、それぞれの対策をアドバイスとして紹介します。 一つ目は、競技自体の時間の少なさです。12時間という限られた時間の中で提出をしなければならないので、時間の管理は非常に重要になります。役割分担を明確にしたり、作業を時間で細かく区切ったりするとメリハリに繋がり、より良い雰囲気で取り組めたりもします。 二つ目は、集中力・モチベーションの維持の大変さです。お菓子を持ち込んだり、疲れてきたら外に出て散歩してみたりすると効果的です。作業から離れるのは勇気が要りますが、冷静に、客観的に考えることができます。 三つ目は、アイデアを出す難しさです。今回はたまたま良いアイデアが思い浮かんだね、ではチームとして不安定だと思います。お題を分析して、アイデアを出す流れを数パターン決めておくと、よく知らない課題でも焦らずに取り組めると思います。 参加を迷っていたら、是非参加してください!現在社会で起こっていること、それを支えている仕事をしている大人の偉大さなど、競技中に得られる新たな気づきが多くあります。 また、GECで優勝すれば日本の代表として世界と渡り合えます。高校生活最高の思い出を作ってみませんか!

  • ■2021年世界大会 1位 最優秀賞
  • ■Laurel チーム(広尾学園高等学校)
  • ■代表 星紅愛(写真1列目左から2番目)DePauw University(USA)在学中

GECへの参加を決めた当初は、「12時間」という限られた時間への不安ばかり感じていました。しかし、何度も行った事前練習や本番を通して、最終的には結果だけではない様々なことを学ぶことができ、「本当にチャレンジして良かった」と思える経験となりました。私がGECを通して一番重要だな、と感じたのは、提案したアイデアに対してどれだけ全員が納得できるか、という点です。一見、生み出したアイデアが革新的であっても、ターゲットやコスト、実現性など様々な壁をクリアしなければいけないため、「総合的に良い」ビジネスプランを作ることへの難しさに直面しました。しかし、詰まってしまった時には、思い切って与えられた課題を多角的な視点から見つめ直すことで、全員が納得した新たなアイデアを出すことができました。リスクを取ることにはなりますが、全員が納得した状態で再スタートを切ったときの疾走感は今でも忘れません!!

  • ■2020年世界大会出場
  • ■8 out of 12 チーム(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
  • ■代表 齊藤あいり(写真中央))、慶應義塾大学法学部在学中

私は、英語での12時間でのオリジナルな課題解決という点に惹かれ、チームメンバーと一緒に自分達の力を試し、世界と戦いたいと思いGECに参加しました。実際は12時間で完結するチャレンジですが、事前準備をメンバーと行うこととチームワークが重要であると感じました。12時間という短い時間をどう使うかを事前に計画し、チームで役割分担を決めることで楽しく効率的に自分たちらしいビジネスプランを作成できると思います。また理想と現実のバランスをとることも大事です。例えば、画期的なアイデアを思いついても、それをビジネスとして実現できるかが鍵となってきます。このアイデアがチームの色を出すこととなるので、チーム内でオリジナルなアイデアが出せる良い雰囲気を保つことも大事です。とても大変ですが、焦らずに取り組んでみてください!結果がどうであれ、必ずチームの全員が成長でき、チームの中が深まる経験になります。迷っている人は是非参加してみてください!

  • ■2019年世界大会 1位 最優秀賞
  • ■OCTET-Jチーム(AICJ高等学校)
  • ■代表 浅沼駿哉(写真前列右から2人目)、The University of Adelaide (Australia)在学中

世間では「受験生」と呼ばれるようになった4月。勉強との兼ね合いで満足に課外活動に時間を割くことができず、うずうずしていた時に僕たちはGECに出会いました。最近、耳にする機会が増えたSDGsに基づいた課題が出題され、参加者は12時間でビジネスプランを完成します。一日完結型なので、勉強とのバランスも取りやすいと考えたのが参加のきっかけです。そして何よりの魅力は日本国内に留まらず、世界中の高校生が参加する本大会に挑戦できるという点にあります。そこでいかに斬新かつ持続可能なビジネスプランを編み出すか、チームメイトとの12時間にかかっているのです。目標達成のためのプランの発案は困難を極めました。一日でこんなにも多くの論文や文献を読みあさったのは初めての経験でしたが、全ての課題を時間内に提出できた時には、12時間蓄積された疲れも自然と吹き飛んでいきました。国内大会・世界大会に参加できたことは、紛れもなく僕たちの青春の1ページになったと確信しています。このコメントを読んでいる高校生のみなさん、世界の高校生と勝負してみませんか!!

  • ■2018年世界大会 2位入賞
  • ■HG18チーム(広尾学園高等学校)
  • ■代表 荒木洸輔(写真左1人目)、早稲田大学在学中

私は高校一年生の時、自分から何かに参加したことがなかったので、GECを見つけた時「これしかない」と参加することにしました。私たちが一番苦労したのは、言うまでもなく時間の管理だと思います。時間内に課題のリサーチをし、アイデアを考え、事業計画書とプレゼンテーションの動画を用意するのは、8人がかりでもとても厳しいものでした。しかし、仕事をうまく分担して、一人一人が課題に対する真摯な姿勢を持ったからこそ、充実したプロジェクトを作り上げることができたのではないか、と思います。とにかくメンバーと協力して、より効率的に、よりユニークなビジネスアイデアを考えることが本大会において一番重要なことだと思います。GECに参加することは自分が今まで培ってきたスキルを試すチャンスにもなりますし、自分が克服すべき課題を見つけることができる貴重な機会だと思います。是非皆さんも参加してみてください。

  • ■2017年世界大会 3位入賞
  • ■STSSチーム(頌栄女子学院高等学校、桐蔭学園中等教育学校、渋谷教育学園渋谷高等学校、渋谷教育学園幕張高等学校
  • ■代表 竹内祐介(桐蔭学園中等教育学校、写真右から3人目)、慶応義塾大学卒業 (2021)

GECは与えられた課題をイノベーションによって解決する大会で、英語力やプレゼンテーション力を始めとして幅広い能力が求められます。どの能力もどこかで重要になってくるのでどれが一番必要とかそういうことは言えませんが、一番苦労したのは課題を解決するためのアイデアを出すところです。ここで重要なのは、アイデアを出すことは単なる発想力によるものではないという事です。革新的で実現可能な完璧なアイデアを12時間以内にだすというのは至難の業です。必要なのはアイデアで解決する要素を取捨選択する事です。現実性や費用などすべてを考えた結果平凡になってしまったものより、課題の核心部分に迫るものがいいと思います。
GECを経験すると今まで見えなかったものが見えるようになり、新しい考え方や能力が得られると思います。また、GECは起業や留学、他の全ての活動に繋がる一歩になるので迷っている方がいたら是非参加してみて下さい。

  • ■2016年世界大会 2位入賞
  • ■同志社国際高等学校チーム
  • ■代表 永井小夏(写真後方右端)、上智大学卒業(2020)

GECでは、12時間という限られた時間の中、顔合わせをしたばかりのチームで、焦燥感に駆られながらも、アイデアを出し合っては没になったりして、最高のアイデアに到達してからはギリギリまでみんなと力を合わせてそのチームでできる最高の企画書と動画を作成する。ちぐはぐだったチームが一つとなった瞬間や、少々ぶっ飛んだアイデアを出してそれが話し合いから膨らんでいった時…終始ワクワクが止まらない大会です。GECで築くことのできた関係も、磨かれたスキルも、参加して数年経った今でもちゃんと生きています。
そして、私は、大学に入れば、色んな意味で自由になるし、専門的に何かを勉強するようになるから、参加できる大会やイベントの幅もより広がり、それらの内容もより充実したものになるとばかり思っていました。確かに挑戦できる場は増えたかもしれません。ですが、大学2年目にして痛感していますが、GECのような大会は他にはありません。ぜひ、皆さんには、高校生のうちにこういう競技に挑戦してみてほしいです!

  • ■2015年世界大会出場
  • ■開成高等学校チーム
  • ■代表 元宜靖皓(写真前列真ん中)、東京大学卒業(2019)

高校生が参加できるビジネスコンテストは他にも数多くありますが、その中でもGECは非常に独特な大会です。そのGECの一番の特徴は12時間でビジネスプランを完成させなければならないことで、必然的に仲間との役割分担と綿密な時間管理が要求されます。そして時間に限りがあるので、他の大会と比較するとビジネスプランの完成度では劣るかもしれません。しかし、限られた時間の中で最善のアイデアを考え、それを組み立てるという状況は、実際の起業により近いのではないでしょうか。将来、会社の経営やベンチャーの立ち上げに興味がある、という方は是非参加を検討してみてください。
ビジコンを通しての感想や体験談は先輩方のものが非常に参考になると思うので、最後に軽いアドバイスを。
1. 大会のルール上、パソコン一台ずつと、それの基礎的な使い方と知識はメンバー全員に必須です。
2.複数人でインターネットに接続して調べものなどを行うと大きな負荷がかかるので、回線の強度には留意するべきです(特に自宅などから参加する場合)。また、回線の速度もYoutubeへのアップロードやファイル共有の速さに直結するので重要です。
3. 時間に切羽詰まってくると焦ってくると思いますが冷静に。チームの雰囲気は生産性に直結します。

  • ■2014年世界大会出場
  • ■京都市立西京高等学校チーム
  • ■代表 林賢志(写真後列左2人目)京都大学→ブラウン大学

私たちがGECに参加しようと思った理由は実に人それぞれでした。ビジネスの知識や経験を身につけるため、英語力を生かすため、問題を解決する力を育むためなどと、私たちはそれぞれが何らかの目的意識を持って3年間この大会に出場し続けました。様々な目標を持ったメンバーが集い、多様な発想や能力に恵まれ、非常に有意義な経験をすることができたと思っています。そんな私たち全員に共通していたものは、何か一つの課題に打ち込み、それを解決しようとすることに楽しさを見出すことができる姿勢だったと思います。この姿勢があったからこそ、毎年の反省を生かしながらさらに上を目指し続けるという地道な努力もできたのでしょう。このメンバーでGECを乗り越えることができたということが、私たち全員の心の糧になったと思います。

  • ■2013年世界大会出場・アジア大会優勝
  • ■京都教育大学附属高等学校チーム
  • ■代表 濵野希望(写真左1人目)、慶応義塾大学卒業(2018)

私は、高校3年の受験勉強本格突入直前の時期に、これまでの学びの力を総点検したいと思い、GECに参加しました。正答がない問題に対して、解決策を創造していく作業には想像を絶する困難さと、同じだけの興奮がありました。また、社会の一員として必要とされる知力や能力が何かを実感しました。それは、偏差値では測りしれないもので、この貴重な体験は、私の進路や将来を考える起点となりました。結果的に、国内予選、世界大会を経て、私達のチームはアジア大会で優勝することができ、その成果を持って、私は希望の大学にも合格することができました。GECに参加し、みなさんもぜひ未来を切り拓いてください。私のように!

  • ■2012年世界大会出場
  • ■洛南高等学校チーム
  • ■代表 遠藤健一郎(写真前列左1人目)、東京大学卒業(2017)

僕は高校の時、ESSに所属していたのですが、競技大会等に参加したことがなく、最後は何かの大会に出場して引退をしようと思いGECに参加しました。GECで僕が1番学んだのはチームワークの大切さです。GECでは与えられた課題に対して、アイデアを出し合い、それがビジネスとして成立するのかの吟味や、将来的な事業収支の算出、英語でのビジネス計画書の作成、プレゼンテーションの編集等、実に様々なことが求められます。それをすべて制限時間内に1人でこなすことは極めて困難です。僕たちのチームは、得意な分野をそれぞれが担当し、そのなかでうまく自分の力を発揮できたために、世界大会に出場できたと思っています。世界大会でも、準備の大切さを学んだり、世界の学生との交流で自分の未熟さを再確認したりすることができました。GECで学んだ多くのことは、この大会が終わった後でも大いに役立つことが多く、いまでは本当に参加してよかったと思います。こんな体験ができる機会は高校生にとってあまりない貴重な機会でしょう。ぜひぜひ参加して、自分の力を試し、多くのことを学んでください。

  • ■2010年世界大会 2位・Creativity 賞受賞
  • ■同志社国際高等学校チーム
  • ■代表 辻愛麻(写真左から1人目)、同志社大学卒業(2015)

私は、大学に入学してケニアやスリランカ等で活動したり、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所やNGO日本国際ボランティアセンターで1年インターンをしました。このように自分の夢にむけて早いスタートダッシュがきれたのは、高校3年生のときにGECに参加して、世界各国からきた学生と切磋琢磨する経験を一足早く得ることができたからです。GECでは、実際に自分や仲間と共に課題解決を通じて、アイデアをひねりだす方法、そのためにはたくさんの判断材料を集めなくてはいけないことなど、参加しなくてはわからない発見や喜びがありました。それに、大会の合間には友達を作り、大会側が主催してくれた各国の学生との交流時間もとても有意義でした。今でもFacebookやメールで連絡をとりあう大切な友人たちです。高校生だったらもう一度挑戦したい!皆さんも、ぜひ参加してみてください。

  • ■2010年世界大会 2位・Creativity 賞受賞
  • ■神戸市立葺合高等学校チーム
  • ■宮地里紗(写真右から1人目)、早稲田大学卒業(2016)

GECは正直しんどいです。事前知識がない中、ユニークな課題が与えられ、必死に情報を集め、面白いプランをいかに説得力のある提案にするか、高校生の私にとってはとても難しいものでした。しかし、しんどさ以上の面白さがGECにはあります。わくわくするような技術との遭遇、実現性を感じたときの高揚感、プランを完成させたときの充足感、そして社会人の方から高評価を頂いた瞬間の嬉しさなど、高校の勉強では決して味わえません。また国際大会では国ごとで色の違いが見えます。同じようなデータを集めたはずなのに着眼点が違っていて、完成したプランのバリエーションには驚かされました。GECを通じてもっとビジネスが学びたくなった私は商学部への進学を決めました。この時の高揚感をまた味わえるよう、ただいま奮闘中です。高校生諸君、ぜひGECに出ましょう!!そして国際大会目指しましょう!!絶対楽しいですよ!!