京都EDOS会は、現在の教育の在り方に問題意識を持つ教員・学生・社会人が産官学の枠を飛び越えて集い、人づくり・まちづくりに積極的にアントレプレナーシップを発揮して関わっていくための研究・ 交流会です。

 
日  時:
平成19年3月16日(金)18:30-20:45
 
場  所:
 
      
   
    プログラム
 
18:30-19:40:
 
 
講演「社会人になった時に生きる教育体験」
 
  講師:杉山佳代子氏
    (株式会社ビジネス・ブレイクスルー 法人営業本部本部長)
 
<略歴>
1985年、東北大学薬学部卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社にSEとして入社。情報管理システムの総合的な顧客サポートを行う。その後、顧客研修部門に研修講師として異動。1994年、渡米のため退社しNew York University大学院入学。将来のCIO育成を目的としたプログラムを学ぶ。修士卒業後米国にてIT系ベンチャー企業に入社。日米間のリエゾンとしての業務を担当。帰国のため退社後、IT系技術翻訳、研修開発などの業務委託サービスを開始する。2001年、株式会社ビジネス・ブレークスルーに入社。人材開発ソリューション部のシニアコンサルタントとして、法人顧客への人材育成全般におけるコンサルテーションを実施し現在に至る。
   
   
 

現在、企業の形態や求められる人物像の変化とともに、企業研修のトレンドの変化もあげられるそうです。若手社員のコミュニケーション能力欠陥には、講師も「優秀な講師」より「元気で導くことのできる講師」へと変化しました。企業では、柔軟で変化対応力のある現場力のある人、いわゆる自立組織で活躍できる人材が求められているそうです。また自ら考え方向性を見出し行動することのできる思考行動能力(=what構築能力)、いつも「考える・考え抜く・考えたおす」行動特性が必要だとのこと。これらの能力は社会人になって身につくものではなく、若い時から積極的に色々な人達とのコミュニケーションをはかることが大切であり、子供の教育への大人の積極的な関与がいかに必要不可欠か、というお話をしていただきました。

 
   

             
   
     
 
19:45-20:40:  質疑応答
 

今回は企業の方々の参加が多く、出てくる質問も意見も普段とは一味違ったものがありました。企業が社員育成に投資する熱意が伝わってきました。小さくても一人ひとりの力、モチベーションが他者へ与える影響力の大きさ、また社会の一員として働くことの意義を改めて感じました。

 

     

   
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