18:30-19:30(ご講演)
講師:河原 和之 (東大阪教育センター 指導主事)

1952年生まれ。関西学院大学卒業。東大阪市内の中学校社会科教諭を経て、現在東大阪市教育センター指導主事。新任教諭の学級や授業の指導を中心に先生方向け各種研修企画をしている。その他、授業のネタ研究会常任理事/近代史教材・授業づくり研究会代表/子ども経済研究室など、幅広い活動を展開。社会科を楽しく学べる授業工夫で有名。著作多数。

 

河原先生には、9年ほど前に当センター主題のアントレ教育イベントに参加していただいた時の話から始まり、その後ご一緒した東大阪市立小阪中学校での提言活動、さらに教育委員会にご赴任されてからの実践研究、指導者への啓蒙、他校への普及状況などについて、一連の教育実践をまとめてご紹介いただきました。アントレプレナーシップという言葉を使わなくても、アントレ的アプローチで学習活動を始める学校が出てきていること、今後の課題などについても、その後の議論で活発な意見交換が行われました。

 

 

 

19:30-20:30 (質疑応答)

河原先生いわく、『教育機関における職業体験活動の多くは、単なるアルバイトやボランティア体験にとどまってしまうことが多い。アントレプレナー的思考を軸とした教育は、それらを単なる「体験」に終わらせるのではなく、社会を垣間見つつ「理想の社会」を自分達が創り出していくことを体感する学習活動です。縦軸にアントレ的思考を、横軸に環境・人権・共生・国際、といった社会課題を重ね合わせて考えれば、今の教育にうまく組み入れることができるはず。』 とのこと。

今後、普及の課題となっている、教育システムそのものについて、どのようにアプローチしていくのか、大きな宿題を頂戴しました。

 


    

 

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