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参加者の声 

<2018年秋~2020年春の参加者(堀商キッズ社 3代目社長)>

 堀商キッズ社に初めて参加したのは僕が小学生5年の2018年の秋からでした。参加するきっかけは、学校でチラシを配られたことからです。僕は、「とても面白そうだな」と思って、参加しました。しかし、初めての場所で友達を作れるのかがすごく不安でした。 最初の活動は、まず、自己紹介から始まりました。ぼくは普通に自分を紹介するのは大丈夫だったのですが、毎回堀商キッズでは、「自分をアイスで例えるなら」や、「自分の性格をから揚げで例えるなら」など、無理難題を出されるので、とても困りました。
 堀商キッズでは、年に3回、春夏冬にイベントをします。イベントでは、堀商キッズの魅力を伝えるために、堀川商店街にちなんだすごろくやクイズなどを自分達で作ってお客さんに遊んでもらったり、新しい商品を考えて手作りして販売したりします。その中でも、最も重大なイベントは冬のイベントです。なぜなら、堀商キッズでは、冬だけ京都大学で開催される「ユースエンタプライズ トレードフェア」で、地域の人だけでなく、他府県から来た大学生などに交じって、商品を販売し、自分達の活動を発表するからです。トレードフェアでは、堀川商店街の魅力を知ってもらうために、テーマを決めて季節にあった商品を作りますが、ぼくは、企画を考えるのは、得意な方ではないので、いつも考えるのに苦労しました。2019年のトレードフェアは、僕が社長だったので、企画をたくさん考えなければと思い、頑張って家で考えました。お蔭様で、京都経済同友会賞とベストショップ賞の二つの賞を受賞することができました。
 また、堀商キッズには、いろんな学校の人が集まるので、とてもユニークな考えなど、面白い意見が出たりしました。みんな面白い考えを持っているので、自分では思いつかない、楽しい企画を考える子もいます。  さらに、2020年の春祭りには、ラジオ・新聞・テレビを通して、堀川商店街の魅力を伝えることができました。インタビューにも、社長なので、口下手な自分も話さなきゃいけなくて、大変でした。しかし、堀商キッズの良い所を発信することが出来ました。
 社長は、自ら行動するリーダーシップ力を試されます。みんなの意見が出にくい時に、うまくまとめたり、率先して家で商品を作ったりしなければいけなくて、しんどい時もありました。また、社長という立場は、「みんなを支えて、見本をみせる」という、責任重大な立場です。社長は「自分がみんなを支えるのだ」という気持ちをもって、みんなを引っ張って行かなければなりません。みんなの手本になれる、そんな人がなってくれると、みんなが伸び伸びと活動できるようになります。 堀商キッズ社は、細かい手作業・接客・お店へ相談など、大変なこともたくさんありましたが、みんなで協力して、商品を作って販売する経験など、たくさんのことを学ぶことができました。これからも、堀商キッズ社は、みんなでいろんなアイデアを出して、地域の魅力を発信していくと思います。僕も、いつか、堀川商店街が昔のような活気のある商店街になるのを、見てみたいです。

細井 勇希(京都教育大学付属京都小中学校 7年)


<2017年秋~2019年春の参加者(堀商キッズ社 2代目社長)>

 私は、小学5年生の時の2017年の秋に堀商キッズ社に入社して、5講座続けて2019年の春まで参加しました。そして、2018年の夏から社長をしてきました。私が堀商キッズ社に参加したきっかけは、学校で配布された「gogo 土曜塾」に紹介が載っていたことです。それを見て、活動に興味を持ち、参加しました。講座の途中で細かい作業がいやになることもあったけれど、販売活動をしてとても楽しかったです。そして、お給料をもらった時には、とてもうれしかったです。さらに、次の講座では、前の講座の経験を生かして、より良い活動にしたいと思い、続けて参加しました。
 堀商キッズチャレンジでは、会議で企画を考え、商店街で取材し、準備をしてイベントを迎えます。12月には、京都大学で開催される「ユースエンタプライズ トレードフェア」に2年連続して参加し、一昨年の2017年は「特別賞」、昨年の2018年は、来場者が選ぶ一番良いお店に授与される「ベストショップ賞」をいただきました。 昨年のトレードフェアでは、商店街の割引付きチラシを配布したり、手作りのポストカード、堀川で拾った木の枝やどんぐりを使ったマグネットを販売しました。また、今年の春のイベントでは、堀川周辺のお店の紹介などを書いた「堀川すごろく」や、堀川地域を歩いて30分以内に答えを探すクイズラリーなどのゲームを自分達で考えて作成し、お客様に堀川地域のことを楽しみながら知ってもらうことが出来ました。
 私が、この活動で学んだことは、活動をする上で、コミュニケーションが大切ということです。取材で商店街の人に話を聞いたり、イベントの説明をしたり、仲間と話し合ったりすることがあります。その時に、意見や伝えたいことを相手にきちんと伝えることが必要です。その力が、活動で身についたと思います。一番印象に残っていることは、京都新聞の取材を受けたことです。私たちの活動の目的や、取組みなどを伝えられるようにがんばりました。また、社長を務めた事で、人をまとめることの大変さや大切さが分かりました。自分の仕事をしながら、全体に目を配らなければなりません。印象に残っているのが、あるイベントで、気がついたら、数名の社員が同時に休憩を取っていて、お店に人が居なくなっており、注意しに行った事などがありました。リーダーシップをとるということは、全体に目を配り、うまくやっていけるように気を配るということなのだと分かりました。また、成長できたと思うところは、人前で話したり、社員の皆と話たりすることで、積極性が身についたと思うところです。私達が行ったイベントや「ユースエンタプライズ トレードフェア」を通じて、堀川地域のことを多くの人に知ってもらえたことも大きな成果です。
 私は今年の4月から中学生になったので、一旦、堀商キッズ社を退任しますが、社員のみんなには、これからも堀川商店街の魅力をもっと多くの人に知ってもらえるように、子どもも大人も楽しめる企画を考え、工夫を重ねていって欲しいと思います。その中で、積極的に活動し、リーダーシップを身に付けていってもらえたら嬉しいです。 私も、また時間があえば参加したいし、お祭りの時などは、顔を見せたいと思います。

今河 咲乃(京都市立衣笠中学校 1年生)